- 老人ホームの費用相場を知りたい
- 入居一時金や月額利用料の内訳を確認したい
- 見落としがちな追加費用や隠れコストを知りたい
親の老後や自分自身の将来を考えたとき、気になるのが「老人ホームには実際いくらかかるのか」という費用面です。
老人ホームの費用は、施設の種類・地域・部屋のタイプ・介護度・医療ケアの有無によって大きく変わります。月額利用料だけを見て判断すると、入居後に追加費用が発生して家計が苦しくなることもあります。
結論から言うと、老人ホームの費用は「入居一時金」と「月額利用料」に加えて、医療費・日用品費・個別サービス費などの隠れコストまで含めて考えることが大切です。
この記事では、老人ホームの費用相場、月額利用料の内訳、追加で発生しやすい費用、入居前に確認したい資金計画のポイントをわかりやすく解説します。

老人ホームの費用で迷っている方へ
老人ホームは施設ごとに、入居一時金・月額利用料・介護体制・追加費用が大きく異なります。費用だけでなく、空き状況やサービス内容も比較しながら選ぶことが大切です。
「シニアのあんしん相談室‐老人ホーム案内‐」では、全国4,000施設の中から希望に合う老人ホーム探しを無料でサポート。複数施設のパンフレット請求や見学予約の調整も相談できます。
- 15年間・6万件の相談実績
- 担当スタッフが相談から入居まで無料サポート
- 複数の老人ホーム・介護施設の資料をまとめて請求可能
- 見学予約の調整もサポート
老人ホーム費用の基本は入居一時金と月額利用料
老人ホームの費用は、大きく分けると「入居一時金」と「月額利用料」の2つです。
入居一時金は、入居時に支払う初期費用です。一方、月額利用料は、入居後に毎月支払う生活費やサービス費にあたります。
ただし、施設によっては入居一時金が不要なところもあります。反対に、設備や立地、サービス内容によっては高額な入居一時金が必要になる施設もあります。
| 費用の種類 | 内容 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 入居一時金 | 入居時に支払う初期費用。施設によって0円から高額なケースまで幅がある | 返還条件、償却期間、退去時の扱いを確認する |
| 月額利用料 | 毎月支払う居住費・食費・管理費・介護サービス費など | 月額に何が含まれ、何が別料金なのかを確認する |
| 追加費用 | 医療費、日用品費、理美容代、レクリエーション費、個別サービス費など | 毎月どの程度上乗せされる可能性があるか確認する |
老人ホームの費用を考えるときは、パンフレットに記載された月額利用料だけではなく、実際に生活したときの総額で判断することが重要です。
入居一時金とは
入居一時金とは、老人ホームに入居するときに支払う初期費用です。
金額は施設によって大きく異なり、0円の施設もあれば、数百万円以上かかる施設もあります。立地や設備、居室の広さ、提供されるサービス内容によって差が出ます。
入居一時金を支払うことで、月額利用料を抑えられる場合もあります。ただし、途中で退去したときにどの程度返還されるのかは、契約内容によって異なります。
確認したいポイントは、以下のとおりです。
- 入居一時金はいくらか
- 入居一時金なしのプランはあるか
- 償却期間は何年か
- 退去時に返還される金額はあるか
- 短期間で退去した場合の扱いはどうなるか
入居一時金は大きな金額になりやすいため、契約前に必ず返還条件まで確認しましょう。
月額利用料とは
月額利用料とは、老人ホームに入居したあと毎月支払う費用です。
一般的には、居住費・食費・管理費・介護サービス費などが含まれます。ただし、施設によって含まれる項目が異なるため、同じ月額20万円でも実際の負担額が違うことがあります。
月額利用料で確認したいポイントは、以下のとおりです。
- 居住費は含まれているか
- 食費は1日3食分なのか
- 水道光熱費は別料金か
- 介護サービス費はどこまで含まれるか
- 医療費や薬代は別途か
- 日用品費や理美容代は別途か
毎月の支払いは長く続くため、無理のない範囲で選ぶことが大切です。現在の年金収入や預貯金だけでなく、将来的な介護度の変化も考えて資金計画を立てましょう。
老人ホームの費用相場は施設の種類で大きく変わる
老人ホームの費用は、公的施設か民間施設かによって大きく変わります。
公的施設は費用を抑えやすい傾向がありますが、入居条件が厳しかったり、待機期間が長くなったりする場合があります。
一方、民間施設はサービスや設備が充実していることが多いものの、入居一時金や月額利用料が高くなりやすいです。
| 施設の区分 | 主な施設 | 費用の傾向 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 公的施設 | 特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院など | 比較的費用を抑えやすい | 要介護度や入居条件があり、すぐに入居できない場合がある |
| 民間施設 | 介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サ高住など | サービスや設備により費用の幅が大きい | 入居一時金や追加費用が高額になる場合がある |
費用だけで選ぶと、必要な介護や医療ケアが受けられない場合があります。反対に、サービスが充実した施設を選ぶと、予想以上に月々の支払いが大きくなることもあります。
公的施設の費用の特徴
公的施設は、特別養護老人ホームや介護老人保健施設など、介護保険制度に基づいて運営されている施設が中心です。
民間施設に比べると、入居一時金が不要または低額なケースが多く、月額費用も抑えやすい傾向があります。
ただし、公的施設は誰でも自由に入れるわけではありません。要介護認定や所得、家庭環境、地域の状況などによって入居の優先度が変わる場合があります。
公的施設を検討する場合は、以下を確認しましょう。
- 入居条件を満たしているか
- 待機者数はどれくらいか
- 月額費用の目安はいくらか
- 食費や居住費の負担軽減制度が使えるか
- 医療ケアや看取りに対応しているか
費用面では魅力がありますが、入居まで時間がかかる可能性があります。急いで入居先を探している場合は、民間施設も含めて比較した方が現実的です。
民間施設の費用の特徴
民間施設は、介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅などが代表的です。
施設ごとのサービスや設備に差があり、費用にも大きな幅があります。入居一時金が不要な施設もありますが、高級タイプの施設では数百万円以上の初期費用がかかることもあります。
民間施設を選ぶときは、月額利用料だけでなく、追加費用も確認しましょう。
- 入居一時金の有無
- 月額利用料に含まれる項目
- 介護サービス費の扱い
- 医療費や薬代の負担
- レクリエーション費や外出支援費
- 退去時にかかる費用
民間施設は選択肢が多い分、契約内容の確認が重要です。費用だけでなく、サービス内容と将来の介護体制まで見て判断しましょう。


老人ホームの月額利用料に含まれる主な内訳
老人ホームの月額利用料には、いくつかの費用が含まれています。
ただし、施設によって「月額利用料に含まれるもの」と「別途請求されるもの」が異なります。入居後に慌てないためにも、費用の内訳を事前に確認しておきましょう。
| 費用項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 居住費 | 部屋の利用料、家賃にあたる費用 | 個室か相部屋か、立地や設備で変わる |
| 食費 | 毎日の食事にかかる費用 | 欠食時の扱いや特別食の追加料金を確認する |
| 管理費 | 共用部分の維持管理や人件費など | 施設によって含まれる範囲が異なる |
| 介護サービス費 | 介護保険サービスの自己負担分など | 要介護度や自己負担割合で変わる |
| 医療費 | 診察代、薬代、通院費など | 月額利用料に含まれず別途請求されることが多い |
| 日常生活費 | 日用品、理美容、娯楽、衣類など | 細かい出費が積み重なりやすい |
月額利用料の内訳を確認するときは、「基本料金に何が含まれているか」「毎月どの費用が別途発生するか」を分けて見ることが大切です。
居住費
居住費は、老人ホームの部屋を利用するための費用です。一般的な賃貸住宅でいう家賃に近いものと考えるとわかりやすいです。
居住費は、以下の要素で変わります。
- 個室か相部屋か
- 部屋の広さ
- 施設の立地
- 設備の充実度
- 施設のグレード
個室を希望する場合は、相部屋より高くなる傾向があります。プライバシーを重視するか、費用を抑えるかを家族で話し合っておきましょう。
食費
食費は、毎日の食事にかかる費用です。
施設によって、月額利用料に含まれている場合と、食べた分だけ別途請求される場合があります。糖尿病食や減塩食、きざみ食、ミキサー食など、特別な対応が必要な場合は追加費用がかかることもあります。
食費で確認したい点は、以下のとおりです。
- 1日3食分が含まれているか
- 食べなかった日の費用はどうなるか
- 特別食に追加費用がかかるか
- おやつ代や飲み物代は含まれるか
- 家族が試食できるか
食事は毎日の満足度に直結します。費用だけでなく、味や内容、本人の好みに合うかも確認しましょう。
管理費
管理費は、施設の共用部分の維持や運営にかかる費用です。
共用スペースの清掃、設備の保守、スタッフの人件費、施設管理に関する費用などが含まれることがあります。
ただし、管理費に何が含まれるかは施設によって異なります。水道光熱費や共用施設の利用料が含まれる場合もあれば、別途請求される場合もあります。
契約前に、管理費の内訳を確認しておきましょう。
介護サービス費
介護サービス費は、食事介助・入浴介助・排泄介助・移動支援など、介護サービスを受けるためにかかる費用です。
介護保険が使えるサービスについては、原則として自己負担割合に応じた費用を支払います。自己負担割合は所得などによって変わるため、本人の状況に合わせて確認が必要です。
また、施設の人員配置やサービス内容によっては、加算が発生する場合があります。
医療費
老人ホームに入居しても、医療費は別途かかることが多いです。
たとえば、以下のような費用が考えられます。
- 通院費
- 診察代
- 薬代
- 健康診断費
- 訪問診療費
- 歯科診療費
- 医療処置にかかる費用
持病がある方や医療的ケアが必要な方は、毎月の医療費も含めて資金計画を立てましょう。
日常生活費
日常生活費は、老人ホームで暮らす中で発生する細かな費用です。
主な日常生活費には、以下のようなものがあります。
- 日用品費
- 衣類代
- 理美容代
- レクリエーション費
- 趣味や娯楽の費用
- 電話代
- インターネット料金
- 交通費
- 外食代
- 冠婚葬祭費
一つひとつは小さな金額でも、毎月積み重なると負担になります。月額利用料以外に、数万円程度の余裕を見ておくと安心です。
老人ホームで見落としがちな隠れコスト
老人ホーム費用で注意したいのは、パンフレットに大きく書かれている金額以外の費用です。
月額利用料は予算内でも、追加費用が多くなると想定以上の支払いになることがあります。
個別サービス費
個別サービス費とは、基本サービスに含まれない個別対応にかかる費用です。
たとえば、以下のような費用が該当します。
- 個別の外出付き添い
- 通院付き添い
- 特別なレクリエーション参加費
- 個別リハビリ
- 特別な食事対応
- 理美容サービス
- 買い物代行
- 家族とのビデオ通話サポート
施設によっては、基本料金に含まれていると思っていたサービスが別料金になることもあります。事前に料金表を確認しましょう。
上乗せ介護費
上乗せ介護費は、通常の介護サービスに加えて、より手厚い介護や個別対応を受ける場合に発生する費用です。
高度な医療ケア、夜間対応、個別の見守り、リハビリ強化などが必要になると、追加費用が発生することがあります。
入居時は元気でも、将来的に介護度が上がる可能性があります。現在の費用だけでなく、介護度が変わった場合の費用も確認しておきましょう。
退去時にかかる費用
老人ホームでは、退去時に費用が発生する場合があります。
たとえば、居室の原状回復費、清掃費、未払い費用、入居一時金の償却後の残額確認などです。
特に入居一時金を支払っている場合は、退去時にいくら返還されるのかを契約前に確認する必要があります。
家族側にかかる費用
老人ホームの費用は、入居者本人にかかるものだけではありません。家族側にも交通費や面会時の費用、差し入れ、手続きに伴う費用が発生することがあります。
遠方の施設を選ぶと、家族が通うための交通費や時間的負担も増えます。
費用を考えるときは、施設に支払う金額だけでなく、家族の負担も含めて判断しましょう。
老人ホーム費用を考えるときの資金計画
老人ホームの費用は、数か月ではなく長期間にわたって支払い続けるものです。
入居時に支払えるかだけでなく、5年後、10年後も支払いを続けられるかを考える必要があります。
年金だけで足りるか確認する
まずは、本人の年金収入で毎月どこまで支払えるかを確認しましょう。
老人ホームの月額利用料が年金額を上回る場合は、預貯金を取り崩す必要があります。家族が一部を負担する場合は、誰がいくら負担するのかも話し合っておくことが大切です。
預貯金を何年で使い切るか試算する
老人ホーム費用を考えるときは、預貯金が何年もつかを試算しましょう。
たとえば、毎月の不足額が5万円なら年間60万円、10年で600万円が必要になります。毎月の不足額が10万円なら、10年で1,200万円です。
一時的に支払える金額だけで判断せず、長期的な資金計画を立てておきましょう。
自宅や実家の整理費用も考える
老人ホーム入居では、施設費用だけでなく、自宅や実家の片付け費用も発生しやすいです。
入居先に持っていける荷物は限られるため、家具・衣類・食器・趣味の品・貴金属・着物・時計などを整理する必要があります。
不用品回収や片付け業者を利用する場合、まとまった費用がかかることもあります。処分費を抑えるためにも、買取できるものがないか確認してから片付けを進めると安心です。

老人ホーム入居前の生前整理で確認したい品物
老人ホームへの入居を考えるタイミングは、生前整理を進めるきっかけにもなります。
自宅や実家を片付けると、本人や家族でも価値が分からない品物が出てくることがあります。すぐに処分するのではなく、買取対象になる可能性があるものは確認しておきましょう。
特に、以下のような品物は査定対象になりやすいです。
- 着物
- 時計
- 貴金属
- ブランド品
- 骨董品
- 切手
- 古銭
- 食器
- カメラ
- 趣味のコレクション品
生前整理の段階で売れるものを確認しておくと、片付け費用や老人ホーム入居にかかる費用の一部に充てられる可能性があります。
また、本人が元気なうちに整理すれば、「残したいもの」「家族に譲りたいもの」「売ってもよいもの」を自分で判断できます。
老人ホーム費用に関するよくある質問
老人ホーム費用は月いくらくらいかかりますか?
施設の種類や地域、部屋のタイプによって異なりますが、月額利用料に加えて医療費や日用品費、個別サービス費などが発生することがあります。
パンフレットの月額費用だけで判断せず、実際に毎月いくら必要になるかを施設に確認しましょう。
入居一時金が0円の施設は本当に安いですか?
入居一時金が0円でも、月額利用料が高めに設定されている場合があります。
初期費用を抑えたい方にはメリットがありますが、長期間入居すると総額が高くなることもあります。入居一時金ありプランとなしプランを比較して判断しましょう。
追加費用はどのくらい見ておけばいいですか?
医療費、日用品費、理美容代、レクリエーション費、通院付き添い費などにより変わります。
月額利用料とは別に、毎月数万円程度の余裕を見ておくと安心です。持病がある方や医療ケアが必要な方は、医療費も含めて多めに見積もりましょう。
老人ホーム費用を抑える方法はありますか?
公的施設を検討する、費用の安い地域も比較する、入居一時金あり・なしのプランを比べる、必要なサービスだけを選ぶなどの方法があります。
また、自宅や実家の片付けで出た品物を処分する前に査定へ出すことで、整理費用の負担を軽くできる場合もあります。
老人ホーム費用を比較したい方へ
老人ホームは、施設ごとに入居一時金・月額利用料・追加費用が異なります。費用面で不安がある場合は、複数の施設を比較しながら検討することが大切です。
「シニアのあんしん相談室‐老人ホーム案内‐」では、希望条件に合わせた老人ホーム探しや資料請求、見学予約の調整を無料で相談できます。
まとめ
老人ホームの費用は、入居一時金と月額利用料だけでなく、医療費・日用品費・個別サービス費・退去時費用なども含めて考える必要があります。
公的施設は費用を抑えやすい傾向がありますが、入居条件や待機期間に注意が必要です。民間施設はサービスや設備が充実している一方で、月額利用料や追加費用が高くなる場合があります。
老人ホームを選ぶときは、毎月の支払い総額、将来の介護度変化、医療費、家族の負担まで含めて検討しましょう。
また、老人ホーム入居前には自宅や実家の片付けも必要になりやすいです。着物・時計・貴金属・骨董品・切手・ブランド品などは、処分する前に買取できるか確認しておくと、整理費用や入居準備費用の負担を軽くできる可能性があります。
老人ホーム入居前の片付けは、捨てる前に確認しましょう
老人ホームへの入居準備では、自宅や実家の整理で価値の分からない品物が出てくることがあります。着物・時計・貴金属・骨董品・切手・ブランド品などは、生前整理や遺品整理のタイミングで買取対象になる場合があります。
処分してしまう前に、遺品買取や生前整理に対応した買取業者を確認しておくと安心です。


